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会社に就職する時に、初任給はいくらか全く知らずに入社した人はいないと思います。実は、初任給も労働条件のひとつです。皆さんがもっと賃金を上げてほしいとか、もっと休日がほしいと思っていても会社と一対一ではなかなか有利な条件を取り決めるのは難しいものです。過去には会社の一方的で不当な労働条件で働かざるを得なかった時代もありましたが、労働組合をつくって会社と対等の立場で団体交渉を行うことによって、はじめて賃金を上げることが可能になります。みんなで結束して力を持って会社と対等の立場に立ち、納得のいく労働条件のもとで、経済的にも精神的にも豊かな人生を・・・これが労働組合の出発点です。


■労働組合の活動

  職業生活での「労働組合の向上」、つまり賃金・一時金・労働時間、働き方のスタイル、安全衛生などへの取組みはもちろん、共済活動、ボランティア活動、地域への貢献、など「生活者」として必要なあらゆる条件の向上も労働組合の守備範囲となります。そして、そのための政治活動や政策・制度要求など上部団体を通じて、幅広い活動も展開しています。


■労働組合の役割

  労働組合は会社と対等の関係において、会社側に私たちの労働条件の改善を求めていきますが、あくまでも、「交渉する力」において対等という意味で、経営者を攻撃することが目的ではありません。経営者攻撃ばかりして生産活動に支障をきたすようでは、会社の存立まで危なくなってしまいます。また、反対に労働組合が経営者に対して発言を遠慮するようでは健全な経営とはいえないでしょう。つまり「対立と協力」というキーワ ードで労使関係をみることが大切です。JR西労組はこの「対立と協力」を運動の基本に置いています。また、会社は私たちにとって生活の基盤となるものですから、その経営について労働組合が発言し、働く者の権利を守っていくのは当然の権利であり、義務です。「経営参加」によって経営のチェックをし、無責任な経営に歯止めをかけるのも労働組合の役割のひとつです。


■労働組合は合法的な組織

  日本において、労働組合は「合法的な組織」であり、社会的に大変重要な役割を果たしています。日本国憲法第28条には、『勤労者の「団結する権利」及び「団体交渉」、その他の「団体行動」をする権利は、これを保障する。』としています。法律では労働三法とよばれる「労働組合」「労働基準法」「労働関係調整法」によって保護されています。このような法律に基づいて会社は、労働組合との団体交渉を拒否したりすることはできませんし、労働組合をつくることを妨害したりすることはできないことになっています。労働組合法第2条には、「労働組合とは、労働者が主体となって、自主的に労働条件の維持改善、その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体、またはその連合体」と定義づけています。


■主役は組合員

  労働組合は、ひとり一人では弱い立場の労動者が集まって「団結」して作った組織です。そして、その主役は組合員であって、組合員の意志の結集が「運動方針」です。「団結」とは、組合員同士の「きずな」のことです。「団結」なくして、労働組合は存在しないことを忘れてはなりません。





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