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2007年1月1日
■2007年JR西労組は『安全と信頼』『力と政策』の諸活動を展開します。
〜JR連合の07春闘をリードし、元気を取り戻し、明日の鉄道を創造します。〜
 提言活動を重要視 組合員からの意見を要請
倉橋委員長新年あいさつ

 穏やかな中にも決意重く新年を迎えられたことと存じます。
冒頭、JR西労組中央執行委員会は、一昨年の福知山線をはじめ相次いだ鉄道事故を深く受け止め、公共交通が果たすべき社会的責任には『安全と信頼』を、一方で全組合員・ご家族の生活設計に対する負託には『力と政策』を前面に、期待される強い組織として健全な労使関係のもと、諸活動を展開する所存です。
 特に喫緊の課題である「安全に徹した企業文化の再構築」については、
惨事を風化させない運動と並行して、今日までの対策について「検証作業」に着手し、到底、贖うことが叶わないご遺族をはじめ関係者の皆様から、「安全が見える」と客観視される取り組みを推進し、社会からの信頼回復に邁進したいと考えます。
 その前提には、様々な職場の課題を再チェックしたJR西労組としての提言活動が極めて重要です。全組合員の皆さんからの忌憚ないご意見を要請したいと考えます。  
 さて、旧年は「パンドラの箱」を開いたとも称され、いじめや自殺、増税・高負担の社会保障や所得格差の拡大など、殺伐とした社会の色彩を濃くしました。政府・日銀が公表する戦後最長の景気説は勤労者世帯にはもはや縁遠いものであります。
 五年余の小泉劇場は、続安陪劇場として第二幕を開けましたが、キャッチフレーズである「美しい国」のみを強調し、格差を是正すべき「再チャレンジ社会」の方向は示唆されるどころか闇の中に封印・放置されたままで、「改憲論議」が先行する様相を呈しています。
 迎えた07年は亥(い)年です。「百物を収穫」とする意が込められているようですが、依然厳しい社会環境から勤労者にとってその真価が問われる年と位置付け、企業や地域、産別を横断する幅広い連携も視野に、今日まで蓄積したエネルギーを爆発的に発揮したいと考えます。
 その基本は「元気を取り戻す活動」でもあり、当面、07春闘がスタートします。景気は今後、「個人消費の拡大が必要」との背景もあり、連合では昨年を上回る「ベアでの賃上げ」を戦術委員会で確認していますから、JR連合の中核単組として07春闘をリードしたいと考えます。 
 二月上旬には中央委員会を開催し、具体的ベア額や年間臨給など諸要求を、併せてさまざまな活動を決定し、労使交渉に反映したいと考えます。安全の再構築には投資と報われる原資が不可欠です。全組合員・ご家族の切実な思いを「成果」とすべく、最大限の努力を傾注する中央執行委員会の決意とします。
 また春闘前段の活動として、節目の「第10回京都駅ビル大階段駈け上がり大会」を2月17日に開催します。
 昨年暮れ、京都障害者スポーツ振興会(会長=内山茂生氏)は「感謝の集い」を開いて、善行・功績ある団体や協会、個人を対象に感謝状を贈呈しましたが、同大会を通じJR西労組の支援活動がスポーツ振興に顕著として認められました。10年の活動蓄積が京都の皆さんに届いた証でもあります。
 地道な活動ですが、その理念を高く掲げれば地域に深く理解・浸透される一例でもあり、全組合員はもとより関係者各位に敬意を表し、節目の第10回大会が成功裏に納められるようご協力をお願いする次第です。

 また本年は「選挙の年」です。
 新春から統一地方選挙が、7月には参議院通常選挙が施行されます。地域活性化の原点は地方行政の有り様でもあり、推薦候補の必勝を期して戦いたいと考えます。一方、参院選では選挙区候補の必勝はもとより、「比例区」では、JR連合国会議員懇談会議長を歴任し、JR三島・貨物会社の税制問題をはじめ、JR連合の政策課題実現に尽力を頂いた「玉置一弥(たまきかずや)氏(前衆議院議員)」を、準組織内候補として擁立して、私達のビジョンを国政壇上に反映したい決意です。「政権交代」の一歩として最大限の行動を要請するものです。
 JR連合・西労組青年女性委員長の任を果たされた「三日月大造衆議院議員(滋賀三区:二期)」については、ご案内の通り国会で活躍中です。本年は「JRみかづき会」をより強固な組織に拡大し、国会とのパイプを太く支えたいと考えますので、いっそうのご支援をお願いします。
 世界に類を見ない行政改革を経て、本年はJR発足20年、JR連合・西労組結成15年の節目の年です。
 その過程では様々な対立、対話、協力、苦悩が脳裏を過ぎりますが、今なお負の遺産として存続するJR連合民主化闘争の完結勝利とともに、「明日の鉄道を創造」する決意を表明するものです。
 課題は山積、かつ大きな岐路に立つ年です。困難な時代ゆえに、ぬくもりや「やりがいのあった年」にしたいものです。各関係方面からの変わらぬご厚誼、ご指導をお願い申し上げ、年頭のあいさつとします。

中央執行委員長 倉橋源太郎


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